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7時に起きて準備をして、混雑した電車に乗って職場へ向かう。
ひどく気疲れした後で退勤して、また混雑した電車に乗り込む。
イヤホンから流れる音楽のボリュームを、人間の存在をわずかでもかき消してくれるまで上げる。
耳に悪いと思いつつも、そうしないと心臓がつぶれそうなんだ。
帰りの電車でスマホのゲームをしている人たちの、その体力が切実に羨ましい。
18時に帰ってきて、なんとかシャワーを浴びる。
温かな水の粒に打たれている間、世界からよい意味で断絶されているような気になる。
そういえば、お昼ごはんはコンビニのサンドイッチだけだった。
300円強でする最低限の栄養補給。
部屋着になると、とたんにお腹がすき始める。
それなのに食欲がわかない。
それでも食べないといけないように思えてくる。
「なぜ」なんて考える余裕はなくて、頑張って夕飯を食べる。
頑張ってまでして食べるそれに楽しさはなくて、そのことを認めてしまうと空しくてたまらなくなる。
そういう生活を強いるのであれば、それに耐えらえるくらいの、それを耐え忍んでもいいと思えるほどの幸せが欲しい。
でもそれは手に入らないから、だから7時から18時が、そうした生活すべてがたまらなくしんどいのです。