Hopeless Diary

倦んでいます。

9

7時に起きて準備をして、混雑した電車に乗って職場へ向かう。

ひどく気疲れした後で退勤して、また混雑した電車に乗り込む。

イヤホンから流れる音楽のボリュームを、人間の存在をわずかでもかき消してくれるまで上げる。

耳に悪いと思いつつも、そうしないと心臓がつぶれそうなんだ。

帰りの電車でスマホのゲームをしている人たちの、その体力が切実に羨ましい。

18時に帰ってきて、なんとかシャワーを浴びる。

温かな水の粒に打たれている間、世界からよい意味で断絶されているような気になる。

 

そういえば、お昼ごはんはコンビニのサンドイッチだけだった。

300円強でする最低限の栄養補給。

 

部屋着になると、とたんにお腹がすき始める。

それなのに食欲がわかない。

それでも食べないといけないように思えてくる。

「なぜ」なんて考える余裕はなくて、頑張って夕飯を食べる。

頑張ってまでして食べるそれに楽しさはなくて、そのことを認めてしまうと空しくてたまらなくなる。

 

そういう生活を強いるのであれば、それに耐えらえるくらいの、それを耐え忍んでもいいと思えるほどの幸せが欲しい。

でもそれは手に入らないから、だから7時から18時が、そうした生活すべてがたまらなくしんどいのです。